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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「甘く哀しい痛み 5 」純情セバシエ少しアダルト風味・・・
 ぴよ様お元気ですか?
我慢出来ずその少し・・・
更新遅めで申し訳ございません(>_<)
PCの暴走でぶっちぎれてますが・・・


           「甘く哀しい痛み 5 」 
 セバスチャンは主の為に黙々とスイーツを作る。
 全ては、主の為だけに動くのが執事としての美学だから・・・
 では悪魔としては?
 欲しいモノは欲しい・・・
 今まで欲望に忠実に動いてきたのに・・・
 「私としては甘いですね・・・」
 『らしくしろ』
 主の命令通りに、人間らしく振る舞ってきたせいだろうか?
 本当はベッドに押し倒して、その小さな体を開いて、自分だけのモノにしたい・・・
 もう無垢とは言えない主だから・・・
 誘拐されていた一カ月の間、人間の男達に凌辱されていた主。
 それでも心は魂は穢れていない。
 悪魔に取っては魂が全て・・・
 器である肉体が穢れていようと構わない。
 自然と顔がにやけてしまいそうだ。
 主の喜ぶ顔が見たくてつい、張り切ってしまう。
 「まぁまぁだな・・・」
 明らかに嬉しそうなのに、言葉は曖昧で・・・
 「それはようございました」
 そう返す自分。
 セバスチャンは苦笑する。
 契約者が望んだから忠実な自分に・・・
 今までならすぐに飽きて、魂を喰らう為に、その命を奪ってきたのに・・・
 「坊ちゃん・・・私は貴方が・・・貴方の全てが欲しい・・・その時は、手加減しませんよ・・・」
 いつかそうなる日をセバスチャンは願う。
 そんな時だった。
 「坊ちゃん?」
 珍しく過去に囚われ、悪夢の中にいる主の異変に気付いた。
チッ・・・
  はしたなくセバスチャンは舌打ちした。
 スイーツは出来上がり、深夜に甘い時間を過ごそうと想っていたのに・・・
いつまでも人間の子供である限り、主の心は過去に囚われる。
 (いっその事同族にしてしまいましょうか・・・)
 そんなバカな事が頭を過る。
 闇の中で蠢く存在。
 悪魔・・・
 主がそんなモノになったら、自分は興味を無くすだろう・・・
 「今行きます・・・坊ちゃん!」
 主を現実に引き戻す為に・・・
 カッカッカッ・・・
 周りも気にせずに、主の部屋まで足早に移動するセバスチャンだった。
 幸い、使用人達には、深夜の甘いひと時を邪魔されない様にと、早めの就寝を言いつけておいたので、誰にも見咎められる事はなかった。
 「坊ちゃん!」
 異変の最中にいる主に、許可されずとも、自分だけは自由に私室に出入り出来るのは、執事の特権だろう。
 「あっ・・・あっ・・・くるなぁ・・・」
 震える主の前に進み出る。
 「坊ちゃん・・・貴方は、いつまでも過去に囚われていらっしゃる・・・そんな貴方は貴方らしくない・・・」
 セバスチャンは瞳を赤く変えて、無意識に近づいていた。
 「嫌だ~くるなぁ~」
 主の目には、最早自分は映らない・・・
 それが妙に苛立つ・・・
 ガリッ・・・
 無我夢中で空を切る指先が、シエルに近づくセバスチャンの顔を引っかいた。
 頬から垂れた血を舌で舐め取りながら、怒りに燃えるセバスチャンだった。
 自分を見ない主を許せなくて。
 「坊ちゃん・・・私を見て・・・その瞳で私だけを見て・・・」
 セバスチャンの悪魔の部分が、支配する。
 暴れる主をベッドに押しつけた。
 その体に伸しかかり、唇を奪っていた。
 「んっ・・・はっ・・・」
 何度も何度も唇を重ねて・・・
 バシッ・・・
 「お前何をしてる!」
 「ああ・・・やっと正気にお戻りですか?」
 唇は噛まれ、血が滴り落ちる。
 それでもセバスチャンはシエルからどかなかった。
 「どけ!主を押し倒して、それでも執事か?やっぱり悪魔だな、執事の美学はどうした?」 
 「貴方が下らない過去にいつまでも囚われていらっしゃるからですよ。貴方が正気に戻ったか、確かめたいだけですよ・・・」
 「もう満足しただろう・・・こんな事で正気に戻すな・・・」
 主の顔は真っ赤だった。
 主の初めてを奪った者達は、キスなどしなかったのだろう。
 ファントムハイヴの子供を穢すだけが目的だったのだろうから。
 「申し訳ございません・・・他に方法を想いつきませんでしたので・・・」
 顔をそ向けられては、これ以上何をする事も出来ず、主を解放するしかなかった。
 「お詫びに、スイーツをお持ちしますから、許して頂けますか?ご主人様?」